BIOGRAPHY
現代邦楽“考” Gendai Hougaku <KOU>
NHK邦楽技能者育成会は、流派を超えて現代の邦楽作品に対応する邦楽器の即戦力としての演奏家を育てる事を目的として1955年に開講されました。その後、2010年までの間に55期にわたり人間国宝を含む2000余名の卒業生を輩出して参りました。
そのNHK邦楽技能者育成会卒業生より選抜し、“現代邦楽”への知見と活動を更に深化させるべく専門家の演奏集団として「現代邦楽“考”」が結成されました。
第二次世界大戦後の日本の音楽シーンの中で非常なエネルギーにより膨大なアーカイブを残してきた“現代邦楽”。その名作を今再び掘り起し、未来へ伝えるべき現代の遺産として活性化させていく事、そして現代の作曲家による高度な要求を伴う意欲的な新作を卓抜した演奏によって旺盛に紹介、委嘱していくことこそ我々の使命だと考えています。
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2018年1月 設立
2018年9月 全国邦楽合奏フェスティバル招待出演(NPO法人全国邦楽合奏協会主催)
「スペシャルジョイントコンサート」において、板倉康明の指揮で「日輪幻影(菅野由弘作曲)」「絲竹交響第二番(藤井威凡大作曲)」を演奏
2018年11月 設立公演「現代邦楽“考”」開催(東京文化会館小ホール)
※平成三十年度文化庁芸術祭参加公演
※助成:アーツカウンシル東京/花王芸術科学財団/ロームミュージックファンデーション
※「Nunc Stans~非時~」(権代敦彦作曲)委嘱・世界初演。
2020年12月 主催定期公演「第二回現代邦楽“考”」開催(けやきホール)
※新型コロナウイルスの影響により同年六月より延期
※助成:アーツカウンシル東京/朝日新聞文化財団/花王芸術科学財団/芸術文化振興基金/松尾芸能振興財団
※「絃と息のための」(山本和智作曲)委嘱・世界初演。
2021年11月 主催定期公演「第三回現代邦楽“考”」開催(東京文化会館小ホール)
※助成:公益財団法人朝日新聞文化財団/公益財団法人花王芸術・科学財団/文化庁「コロナ禍を乗り越えるための文化芸術活動の充実支援事業 ARTS for the future!」
※「地球・生命 3Dモデルによる音楽Ⅶ~邦楽アンサンブルのための~」(金子仁美作曲)委嘱・世界初演。